漆の木桶
もう何年も前のことです。
お泊りのお客様が阿部家のお風呂で使って下さいと、木桶を送って下さいました。
竹の箍(たが)のつくりといい、桶の底には「阿」の焼印まで作って押して下さって感動しました。
この度、竹の箍が折れたので修理していただいたら、いまどき修理してまで使ってくれる人が少ないそうで、修理を依頼したことをとても喜んで下さり、大きなおまけまでつけて送り返して下さいました。立派過ぎるおまけに恐縮するやら感激するやら。
修理していただいた風呂桶は元々は拭き漆でした。その上に今回漆を重ねて塗って下さり、見事に蘇り、お風呂場で使うのがもったいないようで他の使い方を思案中です。
下の大きな桶は18年前に作られた寿司桶で、信州の名工が江戸時代からの工法、続飯と竹釘で作られたものとか。阿部家に自慢の一品が増えました。
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