明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
大吉の部屋と登美の部屋にはそれぞれ、
百年分のカレンダーを1枚に集約した「百年カレンダー」が貼ってあります。
二〇二〇年に登美は七〇才、そんなに遠い未来ではありません。
カレンダーを日々見ているからと言って、
ちゃんとした人生設計がある訳ではありませんが、
今日という日、今という時間がとても大切であり、
命には限りがあるという事、そして終わるその日がいつかは分からない事を実感します。
でも、まだ焦ることはない。
厚かましくも、私の目標は九〇才まで生きることであります。
もし、それまでに天に召されることがあれば、十分生きたという証、
それ以上生きながらえたなら、まだやるべき役割があった、という事にしておきましょう。
それに今まで、大吉と登美は、石見の仙人と山姥を名乗ってきたのですから、
決して早死にする訳にはいかないのです!
(二人ともすでに〈メタボな仙人〉と〈人食い山姥〉の体をなしつつありますが…)
話は変わりますが、弊社の昨年のビッグニュースと言えば、
東京・丸の内にある「KITTE(キッテ)」への出店です。二〇一三年、
「KITTE」が開店した際にも出店のお声掛けは頂いていたものの、会社に体力がなく断念せざるを得ませんでした。
とは言え、今は体力ができたのかと言えば、そうでもないのですが、
気持ち的には「今だ!」という判断が出来たとでもいいましょうか。
什器のほとんどが古材、廃材利用。今回も大吉&楫パパの名コンビで、うちらしい店づくりができました。
私が言うのもなんですが、一見の価値アリと思います。
お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。
そしてもう一つのビッグニュースと言えば、阿部家にお泊りになられたお客様のご縁で、「未来のESD(持続可能な発展のための教育)を考える」第一回ユネスコ国際シンポジウムが、この石見銀山で初めて開催されたことでしょう。
オランダ、ペルー、インド等、様々な国から遥々、石見銀山に集結した専門家達が、「鄙舎」でさぁ会議を始めようというまさにその時、最近社員が飼いはじめた雄鶏がけたたましく「コケコッコー‼」と鳴きだした、なんて一幕もありましたが、それこそ「人間よ、目を覚ませ。」との警告だったのかもしれません。
実はこの元気の良い雄鶏、恰幅も良く、皆が口々に「美味しそう」と言っているのですが…、
今年は酉年。この一年は、そっと見守ってやることにします。
松場 登美
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