昨月、突然一通の手紙が届きました。

見知らぬ人といえどもお手紙の筆跡からまた文面から

お人柄が偲ばれるものでした。「不躾な突然の手紙

御免ください」から始まるお手紙には長年、楽しんで

こられたお雛様を引き取ってもらえないかとのこと。

ある冊子でご覧になった石州瓦の古い町並み、こんなところの

一隅にお雛様が飾ってあるのを思い浮かべられたとのことでした。

同封の写真には飛騨高山の土人形のお雛様。もう一つは高山の

繭人形、素朴な愛らしさが一目で気に入りました。一つは阿部家に

もう一つは加藤家に飾らせて頂きました。