松場登美より新年のご挨拶
新年、明けましておめでとうございます。
私が他郷阿部家を経営する目的のひとつに、
「次世代に日本の生活文化を伝え、受け継いでゆくこと」があります。
お陰さまで約十年の間に研修生を含めると優に50人を超える若者が
それぞれの課題と向き合い、学びを得て卒業していきました。
これも偏に、訪れにくい場所にあるにも関わらず、
お客様が遠路遥々、他郷阿部家を訪れて下さるおかげと、心より感謝申し上げます。
今春には、新たに3名の若者が入社し、ともに働いてゆくことになりました。
ある方が「ここは会社じゃなくて、学校だね」という言葉を下さったことがあります。
例えば、おくどさんで炊くご飯。これまでは、竈でご飯を炊いた事のなかった若者が、
日々の阿部家の暮らしの中で、ご飯の炊ける音やにおいを五感で目一杯感じとり、
感覚を鍛えて、上手にご飯を炊けるようになってゆきます。
私自身も毎晩お客様と食卓を囲みながら、たくさんの学びを頂いております。
「遊びを極めれば、仕事になる。仕事を極めれば、遊びになる。」という言葉があります。
これからも、人生を楽しみながら、良く生きるための学びを深めていきたいと思います。
どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
松場 登美
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