晴れの日も、雨の日も。
大人も、子どもも。
ここでなら、楽しみ方は無限に。
春夏秋冬、移りゆく季節の中で、晴れの日には晴れの日なりに、雨の日は雨の日なりに、
それぞれの楽しみ方を見つけられるのが、暮らす宿である只今加藤家の魅力。
アクティブに、あるいはゆったりと、好きな場所で好きなようにお過ごしください。
少し早起きして、朝の散歩がてら、茅葺屋根の家「鄙舎」や、電気もガスも水道もない、文明を排除した独創空間「無邪く庵」へ。石見銀山生活文化研究所がこだわりを注いで蘇らせた空間で、しばし日常を忘れ自由に心解き放つひとときを。
いつものあわただしさを忘れて過ごす朝。コーヒー豆をミルで挽いて、ハンドドリップで淹れるひと手間も楽しくて。コーヒー好きなスタッフがセレクトしたこだわりのコーヒー豆のほか、地元でおなじみの野草茶こぉか茶や日本茶、紅茶などが揃って、いつでもお好みのお茶でほっと一息入れられます。
自然豊かな大森町。町並みから少し足を伸ばして、里山トレッキングに出かけませんか。澄み切った空気の中、ザックザックと大地を踏みしめながら歩いていると、四季折々のさまざまな植物に出会えます。
たとえ出かけなくても楽しみはいろいろ。ちゃぶ台があるだけの簡素な2階の小部屋で、ごろり大の字になったり、窓の向こうの妙蓮寺を眺めてぼんやりしたり。「他郷阿部家」の書斎から借りた本のページをめくり、時を忘れるのもまた贅沢。風の音、鳥のさえずりに誘われて、いつしか自然の一部に溶け込んでしまいそうな夢見心地の世界へ。
遊び疲れた日の夕食。どこかへ外食に出かけてもいいし、近くの食事処から仕出しを取り寄せるのもまたよし。町の人の手でととのえられた心づくしの味が、心も体もあたためてくれます。
お食事について清潔なリネンのシーツにくるまれたあたたかな布団に潜り込むと、羊を数える間もなく心地いい眠りの世界へ。やがてまた朝が来て、新しい1日が始まります。この町で見つけた宝物を胸に、それぞれの現実へ帰っていく旅の終わり。すっかり慣れ親しんだ加藤家に、「行ってきます、またね」と手を振ります。